ニューヨークへは、ANAマイルを貯めて、往復ビジネスクラスの特典航空券で行きました。土日を挟んで4日6日の旅です。現地滞在実質3.5日。あっという間でした。
旅程
1日目
- NH986 伊丹 07:05 ✈︎ 羽田 08:15
- NH110 羽田 10:20 ✈︎ JFK 10:15
- NYLO New York City Hotel 4泊
5日目
- NH009 JFK 12:00 ✈︎ 成田 15:00 (+1)
6日目
- NH2179 成田 18:10 ✈︎ 伊丹 19:35
出発前夜は遅くまでW杯を観ていたため、寝不足のまま早朝の伊丹空港へ。国際線乗り継ぎカウンターでチェックインをして、手荷物を預け、搭乗券をもらう頃には寝不足もどこへやらでウキウキのままANAラウンジへ。
トマトジュースを飲みながら、搭乗券に印刷された個人情報をうまく隠すにはパスポートをどの角度で挟み込むのがいいかを真剣に考えるエアポート投稿おばさんの目に、見慣れない四文字のアルファベットが飛び込んできました。
SSSS
自分の搭乗券に印字されたものを見るのは初めてでしたが、そのようなものがあるというのはチラリと聞いたことがある程度でした。
慌ててその場でググると、「ヤバイ」「要注意人物」「厳しい検査」と言った物騒な言葉が並んでおり、冷や汗が…。
SSSSっていったい何?
SSSSは「Secondary Security Screening Selection」の略で、アメリカ発着便の利用者からランダムに選ばれた2次セキュリティチェックの対象者という意味だそうです。
ランダムと言えども、テロ対策の意味があるので、
- 中東地域への渡航が多い
- 頻繁にアメリカへ出入国している
- 航空券を現金で購入した
- 航空券を片道で購入した
- 航空券を直前に購入した
このような人が対象者になりやすいと言われているそうなんですが、もちろん私はどりにも当てはまるわけはなく、そんな私でも選ばれてしまうのですから、本当にランダムに選ばれたのだと思われます。
もちろん隅々まで調べてもらっても私からは何も出てこないので、ボディチェックも荷物検査もどうぞ心ゆくまでしてください!と言いたいところなんですが、気がかりなのは苦手な英語での質疑応答。SSSSと印字されていたのは羽田からJFKまでの搭乗券でしたが、果たしてこれは羽田空港のみで行われるセキュリティチェックなのか。JFK空港では何も行われないのか。まだ発券されていない復路の搭乗券にもSSSSが印字されているのか…。
不安な気持ちのまま(機内ではぐっすり)羽田まで飛び、ラウンジで軽く朝ごはんを食べ、早めに搭乗口に向かいました。
ビジネスレーンに並んで待っていると、パスポートと搭乗券のチェックがありました。いつもなら軽くチェックして終わるところ、私の搭乗券を確認した係員から「いくつか質問がございます」との言葉が。キターッ…!!!
はじめてのSSSS体験記
以下、私が体験したSSSSの全容です。
- 搭乗の順番を待っている列に並びながら、いくつかの質疑応答。羽田空港だったのでもちろん日本語で。質疑が終わると搭乗券に印がつけられました。
- 搭乗ゲートにバーコードをかざすと、入場不可とのメッセージが出たようで、搭乗口脇の小さなブースに案内される。
- 外からは見えないよう囲いのある小さなスペースで、女性係員によるボディチェック。
- 小さな布切れのようなものを手のひらや手荷物などにこすりつけて、専用の機械に通してチェック。(火薬の反応を見る検査?)
搭乗口脇での数分の検査を終え、問題がないと分かったら、晴れて機内へ!
心配していた到着空港での検査もなく、復路の搭乗券にもSSSSの印字はありませんでした。ホッ…。SSSSの文字を見たときはビビってしまいましたが、こちらに問題がなければ何も心配するような検査でもありませんでした。でもSSSSが何なのか全く知らないまま搭乗ゲートで入場不可のメッセージが出たらすっごく不安になると思うので、少しでも知っておいてよかったかも。自分では何も悪いことしてなくても、いつもと違うことが起きたら不安になるよね…。
それにしてもSSSSの対象者に選ばれるなんて確率でいったら数パーセントなんだから相当なくじ運の持ち主じゃない?!どうか今年のアニバツアーでもこのくじ運存分に発揮しちゃって!!